2014年10月21日火曜日

第7回西海子サロンのご案内

川崎長太郎は神奈川県足柄下郡小田原町出身の小説家です。
今回の11月1日(土)開催する「第7回西海子サロン」は川崎長太郎没後30年追悼で川崎長太郎にスポットをあてた「講演会」と文学トークを行います。

講演会「小田原ゆかりの文学者と私」
講師:宮田毬栄さん
(元中央公論社編集者、文芸エッセイスト)

文学トーク(敬称略)
川崎長太郎の作品や人物にまつわる活動について話し合う。

宮田毬栄、川崎千代子(川崎長太郎夫人)
田中美代子(小田原の文学に光と風を送る会々長)
司会:齋藤秀昭

2012年4月10日火曜日

第2回西海子サロン『湘南白秋まつり』開催!


 3月30日、文学散歩を実施しました。ちょっと寒くて強い風の中だったのですが、からたちの花の時期にはもっと白秋を身近に感じることができそうな『白秋童謡の散歩道』です。

 『みみづくの家』のあった『伝肇寺』をとおり、小田原の海を見下ろしながら西海子どおりにある文学館へ。例年なら満開の桜のトンネルを通って文学館へのはずだったのですが・・・

 ところどころ案内板に記載されている童謡をみんなで合唱しながら歩いて2時間程度でしょうか。

 冷えた体には「文学館カフェ」でいただく『つぼ焼きいも』や『あめふりしるこ』が甘くて暖かくておいしかったです。

 午後からは、柳川観光大使の原さんからいただいた白秋が幼い頃見ていた“からたち”から数えて4代目にあたるという苗の記念植樹を行いました。



(観光大使の原さんです)
(からたちの苗。元気に育ちますように。)

 小田原高校の生徒さんによる朗読(後ろの着物は白秋の2人目の奥様の江口章子(あやこ)さんの着物)やオカリナサークル『虹』による「この道」や「からたちの花」などの演奏も行われました。






 続いて31日ですが、文学散歩は暴風雨のため途中で中止となってしまいました。天気には勝てないですよね。
シンポジウムは予定どおり実施です。あの雨と風の中110人ものお客様が集まってくださいました。


(左から進行:竹村忠孝氏、パネラー:柳川の原達郎氏、小田原の田中美代子氏、平塚の古賀信也氏、三浦の田中健介氏)








 江口章子さんの着物と柳川由来の「さげもん」、柳川、小田原、平塚、三浦の写真や観光パンフレット等も飾りました。









「白秋の思いを唄と踊りに」では、『平塚市文化連盟』による『ほっくり節』の踊りと『コールめんどり』と『コールキャロット』による「待ちぼうけ」「アメフリ」など白秋童謡が披露されました。

2012年3月20日火曜日

『湘南白秋まつり』打合せ会報告

30日(金)に、柳川から贈られた“からたち”の記念植樹を行います。(時間は調整中)

 今回いただいた“からたち”は白秋が幼い頃見ていた“からたち”から数えて4代目にあたるという苗だそうです。白秋の母校柳川の矢留尋常小学校(やどみじんじょうしょうがっこう)の通学路「鬼童小路」(おんどこうじ)に植えられていた“からたち”。白秋はその“からたち”に格別の思い入れがあり、生涯を通じて重要なイメージとなりました。『からたちの花』はその原風景から生まれた詩です。
『からたちの花』(北原白秋作詞)

 からたちの花が咲いたよ。
 白い白い花が咲いたよ。

からたちのとげはいたいよ。
 青い青い針のとげだよ。

からたちも秋はみのるよ。
 まろいまろい金のたまだよ。

 からたちのそばで泣いたよ。
 みんなみんなやさしかったよ。

 からたちの花が咲いたよ。
 白い白い花が咲いたよ。
 30日は『小田原の文学に光と風を送る会』による朗読会やオカリナサークル『虹』によるコンサートも予定されています。

 白秋が通った『カフェプランタン』のブレンドと同じように入れた白秋ブレンド珈琲(300円)や白秋カステラ(800円)小鳥クッキー(100円)も用意しています。

 また、現在白秋童謡館では、古くから白秋の故郷・柳川に伝わる『さげもん』を展示中。

 本物を始めて見ましたが、温かみがあります。

 3月16日(金)からは、文学館にて「白秋の掛軸」と銘打ってこれまで小田原市で収集してきた白秋直筆の掛軸の一端が展示されています。白秋一色の小田原です。

 問い合わせは【小田原市立図書館:0465(24)1055】まで。

第3回西海子おしゃべり文学談議 開催

3月2日、第3回西海子おしゃべり文学談議を開催しました。

 今回は3月30日31日に開催する「湘南白秋まつり」でとりあげる北原白秋ゆかりの人にスポットをあてました。白秋の3人の妻の一人、江口章子と柳川観光大使の原達郎さんです。

*江口章子は、大正5年白秋と千葉県葛飾に住み、6年に上京、7年に小田原お花畑に移転、北原家に入籍しました。その後、木菟の家新館建築祝宴の席でのいさかいで別離しています。

*原達郎さんは柳川市生まれ。30年間にわたり白秋研究を続け、柳川観光大使、柳川ふるさと塾・塾長を務めています。今月31日の『湘南白秋まつり』で講演を行います。

 3月30日は白秋童謡館(小田原市南町2-3-4)で、31日はシンポジウム会場の小田原市民会館(小田原市本町1-5-12)で章子の着物を展示します。柳川で大切に保存されていたものです。当時の章子に想いを馳せてみませんか?

 次回のおしゃべり文学談議は4月6日(金)午後1時30分から4時までを予定しています。興味のある方は小田原市立図書館(0465-24-1055)までお問い合わせください。

2012年3月13日火曜日

第2回西海子サロン打合せ会

 第2回西海子サロン『湘南白秋まつり』に向けて、2月21日に打合せ会を行いました。

 ポスターやチラシも出来上がってきました。2月7日に開催されたキャンパスおだわら行政講座「行列のできる講座とチラシの作り方」で勉強した成果です。力作です。





 平塚の嶋津さんが持って来てくださいました。

 昭和四年に平塚町を紹介するために創られた北原白秋作詩の『平塚小唄(ほっくり節)』のほっくりを菓名としたものだそうです。
 平塚と白秋の結びつきを感じます。





シンポジウムも文学散歩も参加者募集中です。
お電話【小田原市立図書館:0465(24)1055】をお待ちしています。

2012年2月28日火曜日

第2回西海子おしゃべり文学談議 開催


 2月10日、第2回西海子おしゃべり文学談議を開催しました。

 東京からかけつけてくれた参加者もおり、9名の皆さんが参加です。

 今回は3月30日31日開催の西海子サロンでもとりあげる北原白秋についてのお話がメインです。




【北原白秋と小田原】
 北原白秋は大正7年から約8年間を小田原で暮らしています。
 小田原時代の白秋は、〈誌聖〉と仰がれ、絶頂期にありました。鈴木三重吉と児童芸術雑誌『赤い鳥』の創刊に参画したのも、第1歌謡集『白秋小唄集』、第1童謡集『どんぼの眼玉』を刊行したのも小田原時代です。
 また、私生活でも2人の子どもに恵まれ、充実した日々を過ごしました。


 1人ずつ、白秋について述べていただくと、小田原の文学を広めたいという熱い想いに火がつきました。文学だけにとどまらず小田原の観光だったり、暮らしの安全だったり、思いっきりおしゃべりを楽しみました。


 途中恒例のお茶の時間もありました。

 本日のお菓子です。

 次回は3月2日(金)午後1時30分から4時までを予定しています。
 興味のある方は小田原市立図書館(0465-24-1055)までお問い合わせください。

2012年2月24日金曜日

第二回西海子サロンについて

2月8日第2回西海子サロン『湘南白秋まつり』に向けて、打合せを行いました。

 新規参加の神戸さえさん(右端)です。

 3月30日に文学館でカフェをひらいてくれます。白秋童謡の散歩道を歩く文学散歩があるのですが、そのゴールが文学館なのでおいしいものを期待しています。メニューが楽しみ・・・

 3月30日の小田原文学館・白秋童謡館では、白秋の故郷・九州柳川で歴史的な伝承が残る『さげもん』(つるし雛)の展示やオカリナ演奏、朗読会も行う予定です。